JP1-2 Judgeの「資質」:大前提②良き導き手
②良き導き手となれる人物でなければならない
Judgeの責務は単にリングで猫を審査・評価し、順位を付けるだけで終わりではありません。
審査・評価、そしてファイナル表彰での説明などを通じて、幅広く猫の知識を広め、猫への理解を深めてもらい、ブリーダーがよりStandardに近い猫を創出できるよう、良き導き手とならなければならないのです。
良き導き手としての自覚があってこそ、その説明も中身の濃い有意義なものとなり、良き導き手となれてこそ、超一流Judgeへの道が拓かれると言えます。
後述するJudgeの「資質」とは良き導き手となるための要件であるとともに、「資質」の数々は良き導き手となるために使われてこそ意味を為すとも言えるでしょう。
Judgeとしての「資質」に欠け、偏見や打算、依怙贔屓に基づく審査をすれば、良き導き手にならないどころか、ブリーダーを間違ったブリーディングへ導いてしまいかねず、それはTICAのStandardを踏み躙ることにつながっていきます。
それぞれの猫種においてブリーダーをどこへどう導いて行くべきかという理念を描かないまま(あるいは描けないまま)惰性で審査していては一流にすらなれませんし、TICAにとってもRegionにとっても「百害あって一利なし」のJudegとなってしまいかねません。
良き導き手となれるJudgeこそ「人財」であり、みんなで育成すべきであって、良き導き手にならない(なり得ない)ような人物をJudgeとして無理に養成するなど愚の骨頂ですし、TICAの理念、使命を貶める行為に他ならないと言えるでしょう。
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