JP3-4 Judgeの5大「能力」②「猫への深い愛情」(1)
猫に対する「愛情」をJudgeの「能力」とするか「資質」とするか--。
人によって意見や見解が分かれるかもしれません。
出陳者の中には、「能力」でも「資質」でもなく、Judgeになる/目指す上での暗黙の「大前提」でしょう?という見方があるかもしれません。
そうした多様な意見があることを踏まえた上で、この講座では敢えて「能力」に分類し、そうした「能力」を持ち合わせているかを問いたいと思います。
当然ですが、ここでいう「猫への深い愛情」は定量的に測れるものではありません。
Judgeの審査を通じて
①出陳者がJudgeによる「猫への深い愛情」を感じ取れるか?
②審査される猫自身がJudgeの「猫への深い愛情」を感じているように見えるか?
ーーに重きをおいて考えます。
その前に、なぜ「猫への深い愛情」を「能力」として組み入れたかというと、上記①②は猫とオーナー双方にとって「安全と安心」の基礎となるものであり、Judgeであるからにはこの点を断じて蔑ろにしてはならないという背景もあるからです。
Judgeを目指すメンバーにおいては、常日頃から胸に手を当て「猫への深い愛情」を十分に持っているかどうか、それは見せかけや偽りの「愛情」ではなく、真の「愛情」であると一点の曇りなく言い切れるかどうかーーを自問自答する不断の努力が欠かせません。
全てのJudgeが「猫への深い愛情」を持っていれば、〝動物虐待〟紛いの扱いをするようなショーを開いて主催クラブが罰金とショー開催禁止処分を科せられるような事態は決してあり得ませんし、Judgeに対する不満や不信感を抱く出陳者も出て来ることはないでしょう。
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