JP3-0 Judgeの5大「能力」を考える前に

このシリーズ(JP3)では超一流Judgeに欠かせない(あるいは超一流Judgeを目指すに当たって必須な)「能力」とは何かについて考えます。

前回のJP2シリーズはJudgeの「資質」について論じてきましたが、「資質」と「能力」は〝車の両輪〟みたいなもので、どちらかが欠ければ車は前に進みませんし、大きさが違ったり回転スピードが異なれば曲がって進んだり、場合によってはその場で回転するだけになったりします。

Judgeも同じで、同じように高いレベルの「資質」と「能力」が兼ね備わっていなければ、超一流のJudgeにはなれませんし、「資質」と「能力」に欠けるJudgeがいれば組織全体に害悪や悪影響を撒き散らすことにつながりかねないリスクをはらみます。

この点では「悪貨は良貨を駆逐する」という社会経済の格言が当てはまると言えるでしょう。

少なくとも今後、Judgeになる/Judgeを目指すメンバーにおいて、「資質」と「能力」に欠けては断じてならず、Judgeを目指す(あるいはJudgeになった)からには絶えず「能力」を磨き、向上させる努力が欠かせないということになります。

いくつかある重要な「能力」の中で、第1は何と言っても「Standard Literacy(リテラシー)」でしょう。

「Literacy(リテラシー)」と聞いてピンと来ず、「何のこと?」と思うようではJudgeになる資格はないと言えるほど重要なキーワードです。

この「能力」がないと(あるいはしっかり磨かないと)、どれだけTICAのStandardsを読んで暗記したとしても、あるいは勉強会に参加して必死に学んでも「超一流」どころか「一流」にもなれず、審査を巡り出陳者から苦情が出てクラブや他のJudgeをトラブルに巻き込むような〝迷惑〟Judgeになってしまうわけです。

次回からJudgeとして欠かせない「能力」とは何か、TICAのJudgeを目指すにあたって必要な「能力」とは何かについて学んでいきたいと思います。

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